気持よく働き一日を満足する日本でありたい
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気持よく働き一日を満足する日本でありたい
英国製の古い自動車。エンジンルームが大きいフロントには円いランプが6つ。ヘッドランプ、フォグランプ、ウインカーランプ。
(タイトル)
気持よく働き一日を満足する日本でありたい
(本文)
米国の通貨は外食費に対して安い。米国人のランチは二千円に達している。もっと高いことも普通であり、盛りの良い食事をする米国人であるとはいえ、昼食に二千円が軽々と飛んでしまうのでは給与が幾らあってもたまらない。モノに対してお金の値打ちが低いのが米国であり、このことを反映するのが米国金利。日本はゼロ金利が長く続いた。日本のモノの値段は硬直していて通貨をばらまきしても浮上しなかった。ウクライナ戦争にともなって石油価格、木材価格などが高騰して、それが日本に波及した。建築関係ではウッドショックがありベニヤ類のコンクリートパネルは九百円台が二倍になった。上がらない給与と生活関連物価の高騰で日本人の暮らしは苦しさを増している。
ニューヨークのランチに対してお金の値打ちが小さいのに、そのドル紙幣は日本の不動産あるいはホテルを買うのには十分な値打ちがある。金利が高いということは事業をするときの利益率がそれに連動している。米国は事業の利益率が高くて、日本はずっとそれがゼロに近かった。日本のホテルは米国資本に二束三文で買われてしまったのが嘆(なげ)かわしい。
2024ノーベル経済学賞は、なぜ一部の国が裕福で他の国が貧しいのかを説明したことに対して与えられた。国家間の繁栄に大きな違いがあるのは、経済を動かす仕組みの違いによる。法制度を含めて経済の民主主義が行き渡らない植民地主義的経済状態にある国では、経済は発展しないし、国民生活も向上しない。つまり法の支配が不十分な社会や、国民を搾取する制度は、成長やより良い変化を生み出さない。ダロン・アセモグル氏、サイモン・ジョンソン氏、ジェームズ・ロビンソン氏の三氏は、このことを解き明かした。
中国がお金を貸した国が反映するかは疑わしい。借りた金が返せない国は丸ごと中国の経済奴隷になる。借りたお金で新幹線を走らせても経済の繁栄に機能しない。採算の合わない高速鉄道の債務に国は苦しむ。中国は同じことを自国内でしてきた。中国の地方政府は支配権のある土地を不動産業者に貸与して収入を得る。不動産業者はマンション建設に邁進する。投機的な気配濃厚なマンション取引が続いきた。年収の四倍をマンション価格が超えたら不動産バブルだとされる日本の都心部価格は明らかにバブルの体をなしている。中国はその状態が十年以上も前に出現していた。中国の地方都市は煌(きら)びやかで、沈滞した日本の地方都市とは好対照である。短期間によくもここまで進行したのかと驚くのであるが、これがバブルであったとすると合点がゆく。
ノーベル経済学賞の分析内容を日本の経済に投影してみよう。国の庇護を受ける独占的待機業と中小企業とのさまざまな格差は、結果として貧富の格差を生み、GDPの六割を占める消費に対して抑制的に作用する。国家公務員の半数は非正規の職員で構成されている。明日に希望を抱き気持よく働いて満足する一日を過ごすことが当たり前のような日本でありたい。
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